
似た素材の袋として挙げられるものの中に、OPP袋とCPP袋があります。
OPP袋のOPPとは、2軸延伸ポリプロピレンのことで、ポリプロピレンを縦と横の方向にそれぞれ延伸して、透明なフィルム状にしたものです。
フィルム自体が伸びた状態ですので、引っ張り強度はありますが、接合部分は裂けやすいという性質を持っています。
他方、CPP袋のCPPとは、無延伸ポリプロピレンのことで、丈夫で避けにくいことが特徴のフィルムです。
引っ張り強度が強いため、結合部を引っ張っても避けることはありません。
強度では勝っていますが、透明度ではOPP袋の方が勝っています。
若干透明度が劣ることから、ディスプレイの観賞用として適しているのはOPPの方と言えます。
そのため、OPPとCPPそれぞれのフィルムを用いた袋は用途によって使い分けられ、観賞用といった見た目を重視するならOPPで、強度を重視するならCPPと使い分けられています。